長万部でレンタサイクル。

ダン、ダン、ダンシング♪

14.01.08

2014年1月8日、水曜日。


朝ごはんに生パスタを食べてから、カフェ開店準備。


一緒に働く10代女子に変人認定される。


果たして、俺は本質的に変人なのか。

それとも、変人に憧れ、変人を装う、変人役者なのか。

そして、変人になれない未熟者なのか。


人は皆、何者かを演じている。

父親という役、先生という役、フリーターという役、、、


自分は一体何者なのか。

自問自答しても、答えは出てこない。

何者かを決めるのは、自分ではなく他人。

だから、人の言うことに耳を澄ませばいい。


変人と言われた今日の自分は変人だったのだろう。

そして、明日は何人になるのか、それは明日出会う人によって決まる。


カフェの営業中に、
今日の夜
は仕事はないので

かねてから行きたかった三宿の「FUNGO」に行こうと思いついた。


ところが、だんだんと空模様が怪しくなってきて

閉店時には小雨が降り出していた。


ここで、去年までの俺ならば、また今度晴れている日に行けばいいと

考えて部屋にこもって過ごしていただろう。


しかし、今年の俺のテーマは「行動」。

雨だけど、行く。そして、着替えてから家を出た。

20分くらいでお店に到着。


平日のランチタイム後ということもあり、

中にいたお客さんは30代くらいの男性が一人だけ。

店員さんに案内され、店の一番奥のソファに座る。

注文はBLTサンド。うちのカフェの味の参考にするため。


数分後、BLTサンドがやってきた。

レタスがぎっしり。

勝手に想像していたほどのインパクトはなかったが、

真っ当に美味しいBLTサンドだった。


と、ここで、俺の後から一人の男性が店に入ってきた。

「3人になるんですけど、とりあえず1人で。」と、男性。

男性の方をチラッと見てみると、どこかで見たことあるような、

しかしこの辺によくいるようなお洒落ピーポーのような風貌。


俺と逆サイドの窓際の奥の席に座る男性。

俺はサンドを食いながら、躁鬱日記を読んでいた。


それから数分後、男性と待ち合わせしていた女性がやってきた。

チラッとみると、これまた見たことあるような顔立ち。


そこでハッと気づく。

U・A(イニシャル)だ!

と同時に男性の正体にも気づいた。

H・Hだ!!


某俳優と女優さん、その二人が共演していた深夜ドラマは

けっこう楽しみに見ていたものなのでビックリ。


とはいっても、あまりに露骨に見ても失礼。

というか、急に有名人だとわかった途端に緊張。

見たくても、首が回らなかったのが本音。笑


もう、その先の時間は

躁鬱日記を読んでいるけど内容は全然頭に入ってこない。

耳をダンボにして、数メートル先の会話にアンテナを合わせる。


そして、最初にHさんが「3人で」と言ってたのを思い出し、

これは3人目が来るまで店を出るわけにはいかないなと気合を入れる。

相変わらず、ただ読書をしている通りすがりの一般人を装いながらも、

全神経は目標の隣の隣のテーブルに向いている。


だいたい10分くらいすると、ついに3人目が到着。

この3人目を見て、もう意識は吹っ飛んだ。


なんとここ数年で自分の中ではけっこう気になっていた若手女優のN・H!!!


しかも、その俳優と若手女優が共演していた映画は

去年みた映画の中でもBEST3に入るレベルだったやつ。


もう心中穏やかにはいられず、本のページをめくる手が

ブルブル震えるのを必死に隠しながら3人の様子を拝見。


まさか、こんな事が起きるとは。

上京5年目にして、ようやく東京らしいエピソードができた。


同じカフェの空間にいるのは、

3人の店員さんと3人の有名人と俺。


なんだか自分の存在がとんでもなく邪魔な所に立ってるエキストラのような

いたたまれない気持ちになってきたので静かに会計を済まして退店。


帰りに店先に置いていた(自分のものを含めて)3本のビニール傘をみて、

ここで自分以外の傘を取ればそれは大好きな若手女優のものかもしれない、

という危険な思いに至るがもちろんそんな事はせずに自分の折れたボロ傘を取って

雨の中を少し興奮ぎみに歩いて帰宅したのであった。


※俳優が若手女優に財布をあげていたというのは、極秘エピソード※


いやー、雨だからって部屋にこもらなくてよかった。

行動して良かった。やっぱり動くと色々起きるんだな。

そんな事を感じたひと時だった。




帰りの道中、図書館によって読書。

ちょうど座った椅子の目の前にあった雑誌が

「RikaTon」というものでものづくり特集が非常に興味深かった。


キャベツを使った染物とか、お手製モーターで走るミニカーをつくるとか

かなりアンテナにひっかかる内容だった。

刊行年が2009年だったのに、なぜか雑誌の新刊と並んで置いてあったのは謎だが

その前に俺が座ったというのは偶然とは思えない。

後でじっくりと読んでみたい。




帰宅してから、晩飯は湯豆腐。

ごちそうさんの45話までを見ながら食べた。

数日前から、またごちそうさんをみる習慣を始めた。

今回は希子ちゃんが歌うという感動話で胸アツになった。


そういえば、希子ちゃん役の子は

友達のサークルの後輩だったっけ。




ゲストハウス巡礼と将来の生き方について少し考えたが、

すぎに行き詰まった。


もう新しい情報を入れようとするのはやめて、

これまでの人生を振り返った方がいいのかもしれないと思った。

新しい事をゼロから探すのは時間のかかることだし、

焦っても見つけようとしてもしょうがないことだと思った。


それよりも過去を振り返って、

自分の原点に立ち返って考え直してみよう。

ヒントはこれまでの日々に現れているはず。

人との関係、会話、当時の出来事、日記など。


今週から来週にかけて、それを見つける旅に出よう。

記憶の旅。

お供の本は幻年時代で決まりだな。